ただいま夏休み真っ只中なんですが、暑さに弱い私は家に引きこもって課題とゲームをループするとても充実した日々を送っています。
さてさて今回はまたゲームのお話!
「Bloodborne(ブラッドボーン)」
販売:ソニー・コンピュータエンターテインメント
開発:フロム・ソフトウェア
今年の3月に発売したPlay Station 4専用アクションRPGです。
ここはゲームブログではないのでシステムのお話などはなるべく避けますが、とてもスピーディでスタイリッシュな戦闘ができるゲームです。
今回一番伝えたいのは世界観。
まず主人公が最初に死んだ時に訪れる世界「狩人の夢」。
ここから色んなステージに移動できます。いわゆる拠点というやつですね。
大きな月と小さな建物。幻想的です。
そしてその狩人の夢で主人公の手助けをしてくれるキャラクター「人形」。
ゴシックな服装でまとまった8頭身の球体関節人形。立つと結構デカイ。
最初のステージ「古都ヤーナム」。
医療の発展した街であるヤーナムは、たくさんの病人が風土病を治すため集まったそうな。
お城のような巨大建造物に囲まれ、そこら中に人や獣の死骸が。
ゲームスタートして初っ端から重厚すぎる雰囲気に飲まれそうです。
こちらは敵との戦闘に用いる武器のひとつ「仕込み杖」。
普通の杖から刃物のついた鞭に変形します。
キャラメイクでお祖父さんキャラを作りこの武器を持たせるとすこぶるかっこいい。
他にもこんなキャラクターや
こんなステージなど色々あるわけなんですけど。
物語の中盤からは、序盤の19世紀ビクトリア時代のような雰囲気からかけ離れガラリと雰囲気が変わっていきます。
月や空の色がおかしくなり住人が狂い始め
宇宙と交信し
宇宙人に会い
ウニョウニョしたやつと戦う。
今まで見たことないようなビックリ展開だったので少し調べてみることに。
私はその時に始めて知ったジャンルなのですが、こういった宇宙的な不気味さを
「コズミックホラー」というらしいです。かの有名なクトゥルフ神話がそれです。
このゲームはその「クトゥルフ神話」をモチーフにストーリーが作られており、頭がタコみたいなイカみたいな敵がいっぱい出てきます。
クトゥルフ神話の成り立ちと宇宙的恐怖(コズミックホラー)
クトゥルフ神話は多数かつ多様な作品によって構成されており、その源泉を単純に述べることは困難だが、創始者とされるラヴクラフトは、自らが理想とするホラー小説について「宇宙的恐怖(コズミック・ホラー)」という概念を提唱している。これは無機質で広漠な宇宙においては人類の価値観や希望には何の価値もなく、ただ意志疎通も理解も拒まれる絶対的他者の恐怖に晒されているのだという不安と孤独感をホラー小説に取り込んだもので、吸血鬼や幽霊など人間の情念に基づいた恐怖を排除する傾向、宇宙空間や他次元などの現代的な外世界を取り上げるなどの要素がある。※ wikipedia抜粋
普通の宇宙のイメージといえば「星が綺麗ステキ〜」くらいなイメージだと思いますが、クトゥルフの創始者、ラヴクラフトさんは宇宙の無機質さや不気味なまでの広漠さを小説に取り込み、新たなジャンル「コズミックホラー」を作り上げました。
そしてそのコズミックホラーをゲームにし、デザインし直したのがBloodborneなわけです。
ファンタジーとかSFとか色々な映画やゲームを見てきましたが、このようなジャンルは始めてだったのでとても新鮮でした。何よりクトゥルフ神話自体は100年ほど前に作られたものというのも驚き。もしラヴクラフトさんがいなかったらこのジャンルは生まれていたのでしょうかね。
もしクトゥルフ神話が好きでPS4を持っているならBloodborneを買いましょう。
めちゃくちゃ死にまくるのでご注意!
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