急に暑くなりましたね。
スイカバーが光の速さで溶けていきます。
さて、昨晩テレビを見ているとカリフォルニアのディズニーランドの
特集をやっていました。その番組ではゲストを楽しませるための接客の仕方や
アトラクションへのこだわりなど、ディズニーランドの経営哲学について
事細かに語られていました。
大人になっても行きたくなるのも頷ける内容です。
しかし日本のディズニーも負けず劣らず!
日本ではディズニーランド、ディズニーシーと二つに分けられた珍しい構成です。
スタッフの対応もさることながら、アトラクションの迫力もパレードも
素晴らしいの一言。今のとこディズニーに行かなかった年はないほど大好きですね!
紹介したいポイントはたくさんあるんですけども、今回は私は一番好きな
アトラクションを紹介したいと思います。
タワー・オブ・テラー
東京ディズニーシーのアメリカンウォーターフロントに2006年9月4日に開業した、
フリーフォールタイプのアトラクションです。
フリーフォールといってもその辺の遊園地のものとは違っていて、
さすがディズニーというべきか、ホラー的な演出を盛り込み一層恐怖を引き立てる
アトラクションになっています。
開業当初、このタワー・オブ・テラーの特設WEBサイトがあったのですが
洗礼されたレイアウトに丁寧に解説される世界観設定など素晴らしい出来だったことを覚えています。もう無くなっちゃってるみたいで紹介できず残念!
さてさてこのタワー・オブ・テラーにはアトラクションの魅力を大きく引き立てる
細かいストーリーがあります。ちょっと長いのでwikipediaのものを短く要約します。
ハイタワー三世という世界中の珍しい骨董品などをあつめる大富豪が
どこかの原住民、ムトゥンドゥ族から「シリキウトゥンドゥ」という
呪いの偶像を入手します。そしてそのシリキウトゥンドゥのお披露目パーティを
ハイタワー三世の建設した「ホテルハイタワー」という場所で行うことになったのですが
呪いを信じていないハイタワー三世はシリキウトゥンドゥや原住民の人たちのことを嘲笑い、しまいにはタバコを押し付ける始末。パーティに参加したゲスト達も一緒に笑いました。
パーティの終盤、ホテルの最上階にある自室にシリキウトゥンドゥを飾るため、
エレベーターに乗り込むハイタワー三世。すると深夜0時ちょうどに突然ホテルは停電。
そのとき緑色の光がエレベータを包み込み、同時にハイタワー三世の悲鳴が響きわたりました。制御不能となったエレベーターは最上階から1階まで急降下。
奇妙なことに落下の衝撃でぐちゃぐちゃになったエレベーターにはハイタワー三世の姿はなく、彼の被っていた帽子とシリキウトゥンドゥだけが残っていたと言います。
この事件以来、ホテルハイタワーはニューヨーク市民から、
「恐怖のホテル(タワー・オブ・テラー)」と呼ばれるようになりました。
こいつがその「シリキウトゥンドゥ」。
どうみても呪われてる顔してますね。
アトラクションの内容としては、定員22名の業務用エレベーターに乗り込み、
38メートルの高さから何度も落ちまくるというもの。
絶叫好きな人からしたらかなり物足りなく感じる高さかもしれません。
が!タワー・オブ・テラーが凄いのはそこじゃなく演出なのです。
まず並んでる最中のホテルの内装がすごい。
壁画や像など大量の骨董品がちりばめられています。
さすがハイタワー三世。
ホテルに入ってからある程度進むとホテルのキャストの方にとある部屋に誘導されます。
そこでは、失踪前のハイタワー三世がパーティの記者会見で喋っていた内容を蓄音機で聴くことになるわけですが、その蓄音機の隣には意味深に「シリキウトゥンドゥ」が設置されているのです。
あまり細かく書きすぎるとネタバレになっちゃうんですけど、ここからが凄いんです。
記者会見の様子が流れ終わり、ハイタワー三世の亡霊が喋り始めるわけですが、
その後!ちょこんと置いてあったシリキウトゥンドゥが高笑いしながら緑色に発光し
その場から消えるんです!
何回も乗りまくって謎は解明できましたが、初めて見たときは本当にビックリでしたね。
だって消えるんだもん。
何度乗ってもあのゲームや映画のような演出には感動します。
そしてエレベーターに搭乗し、キャストのお決まりの合図「いってらっしゃい」を聞くと本番スタートです。
エレベーターが動き始める前にハイタワー三世の語りを聞くわけなんですけど
いちいち恐怖を煽るようなセリフの連発でさらに恐怖心を煽ってから動き出します。
すると途中でエレベーターが止まり記者会見後の映像、つまりハイタワー三世が事故る瞬間の映像が流れます。
その後さらに上に登っていくと大きな鏡が現れ、
「さあ手を振って。この世と別れを告げたまえ。」
などと言われます。鏡には緑色に発光しグニャグニャになったゲスト達の姿。
シ、シニタクナイヨー!
大体この辺で子供が泣きだします。
そして急上昇。
最上階に到達すると、開かれた大きな窓から東京ディズニーシーの雄大な景色が見れます。
見とれるのもつかの間、問答無用に落下させられます。超楽しい。
この時に外からみてると最上階から緑色の雷が落ちてるのが見れます。
そしてその後、シリキウトゥンドゥの高笑いを聞きながら何度も急上昇と急降下を繰り返し終了します。
エレベーターから降りるととどめを刺すかのように落下の瞬間の写真を見せつけられ
「うわ、ブッサイク!」とか言いながらホテルハイタワーをあとにすることになります。
てな感じで!
最初から最後まで、ゲストを楽しませる工夫がこれでもかというくらい
盛り込まれたアトラクションなのです!
東京ディズニーシーの中でも結構新しめのものだからか、演出面ではトップクラスだと思います。
本当にタワー・オブ・テラーが大好きでいつもより長い記事になってしまいましたが
まだ東京ディズニーシーに行ったことがない人はとりあえずこれに乗りましょう!
ファストパスもあるのでうまく立ち回ればスイスイいけます!
おすすめです!
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